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ハイポネックス |
米ハイポネックス社の商品。植物の栄養三要素のN,P,K成分に15種類の副栄養素を配合した液体肥料。水で希釈して使用する。 N-P-K=6-10-5 なお、ばら用ハイポネックス・ハイグレードN-P-K=4-6-6という液肥も販売され、こちらはさらにカルシウム、土壌有用微生物を活性化する「高純度天然糖質(トレハロース)」、植物のからだをつくる「アミノ酸類」、根張りを良くする「安定型ビタミン類」を配合している。
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(株)ハイポネックスジャパン |
大阪に本社を置く園芸用肥料・園芸用品の輸入・販売企業。1962年設立。米・ハイポネックス社の化学肥料の取り扱いを始め、その後、徐々に拡大。1983年に旧社名の丸和化学からこの社名に変更。米・ハイポネックス社の間に、資本・人材的関係は一切なく、子会社・系列企業でもない。
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バイネキトン |
カニガラをもとに抽出したキトサンに、微生物バイネA菌・バイネB菌(微工研登録)を混合し、培養精製した天然の土壌改良材。キトサン・オリゴ糖を主成分とする。
梅雨や秋の長雨、冬場など日射量不足の時の活力源となる。とくにキトサンが土壌伝染性病害に対して抑止効果があるということで、ネット上では根頭がん腫病治療にも効果があったと報告されている例もある。
(株)トダバイオシステム(滋賀県)が特許を取得し、製造販売している。1Lおよび500ml入り。
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バクテローズ |
暗褐色繊維状の殺菌剤で、ばらの根頭がん腫病対策・予防薬としての初めての生物農薬。自然界に存在する細菌を培養した製剤で、毒性・魚毒性が低く安全性が高い。取り扱いは生菌を含むため、保管する場合は直射日光をさけ、なるべく低温な場所に置く、また成分を溶解させる水は塩素を含まないよう水道水を一晩放置した貯水を使うなどの注意書きがある。
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P(ピー) |
Phosphorus(フォスフォラス、燐)の略称。植物の三大栄養源のひとつ。通常はリン酸(PO4)塩の形で植物の栄養源として利用される。
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ひっかけくん |
ひっかけくんは町田ばら会で推奨しているつるばら誘引の手助けをする道具の一つである。脚立に上って作業をする際、遠くにあるつるをひっかけて手前に引っ張り、ひっかけくんの根本側を近くの枝に引っ掛けて誘引固定作業をする際重宝する。製作は一例としてステンレスの丸棒3〜4mmのものを図のように曲げてハンドル部分の根元を1.2mm程度のステンレスの針金で固定すると完成である。長さの異なるひっかけくんを2種類ほど作っておくと便利である。
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微量元素 |
植物の正常な生育に欠かせない元素のうち、微量ながらも重要な役割を果たしている元素。Ca,Mg,Fe,Mn,Cu,Zn,Mo,Bなど。
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ピンチ |
伸びてきた枝(シュート)の先端を指で折り曲げ切除すること。開花の調整をしたり、樹形を整えたりする作業。
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BT剤 |
バチルス・チューリンゲンシスBacillus thuringensisの略語。ガやチョウの幼虫、俗に毛虫、イモムシ、シャクトリムシ、ハマキムシなを軟化致死させる伝染病の病原細菌のことで、これらの幼虫にとっては天敵細菌となる。独のチューリンゲンで発見(1911)されたことになっているが、その後の文献調査で、1901年に日本の石渡博士によって既に発見されていたことが明らかになっている。
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腐葉土 |
広葉樹の落ち葉を堆積して、葉の形状をわずかに残すまで腐植させた土状のもの。通気牲、保水性、排水性に優れ、土壌改良や培養土に広く使われる。
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VS34 |
VS菌(連作障害軽減材)を配合した微生物土壌改良材。VS34は「ブイエス科工株式会社」が製造販売する、生きた微生物群で、バーミキュライト(蛭石)に放線菌・細菌・糸状菌・酵母等の有効微生物を培養吸着した総合的土壌改良材である。
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ブラインド |
本来つぼみをつけるはずのシュートに、つぼみをつけないで生長が止まった状態をいう。先が細く、生長点がなく1週間たっても動きのない枝。
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pH |
ペーハー(またはピーエイチ)と呼ぶ。power of hydrogenの略称。水溶液の性質(酸性・アルカリ性)の程度をあらわす単位。0〜14の範囲で、普通の水はpH7(中性)、これより低い方を酸性、高い方をアルカリ性と言っている。バラの生育には弱酸性(pH5.5〜pH6.5)の土壌が適している。
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鞭毛(べんもう) |
毛状の細胞小器官で、遊泳に必要な推進力を生み出す事が主な 役目である。
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ぼかし肥 |
土約50%に鶏糞、油粕、米ぬか、魚粕、燻炭などの有機物、過リン酸石灰などの肥料を積み重ねて数か月発酵させたもののこと。すでに発酵が進んでいるので、無機態窒素含量も多く、施用後の爆発的な分解がないのでガス被害なども軽減され、作物のいたみも少ない。
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穂木 |
台木に接木するための、地上に現れている部分(シュートなど)の芽を持つ一部分を言う。 |